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2007年05月28日

幻冬舎とは最後まで確執か--Rozen Maiden「最終話」と移籍の可能性

PEACH-PIT作の人気漫画、「Rozen Maiden(ローゼン・メイデン)」 が連載誌コミックBIRZでの連載をついに終了した。ラストがどのような展開であるか詳しくは書かないが、 とってつけたようなラプラスの魔の

はてさて、この人形劇、いったいこれはどういう幕切れでしょうか?しかし兎風情に語れる術などいったいどこにありましょう。
扉を見つければ開きたくなるのが人のサガ。ククク・・・では私もそろそろ参りましょう。それではみなさまごきげんよう。

という会話が非常に気になるところである。 なにやら予定していた話に無理やり最終回としての体裁を整えるような文章を追加したように見えてならないのだ。実は以前からローゼン・ メイデンを執筆するPEACH-PITと幻冬舎の間では確執があるとうわさされていた。さらに今回も突然の「最終話」通達。 今回は移籍の可能性がどれほどまで存在するのかということに関して、考えてみたい。

Rozen Maidenは幻冬舎から発行されているマイナー漫画雑誌「月刊コミックバーズ」に連載されていた。 しかし幻冬舎側のPEACH-PITの取り扱い方は悲惨なもので、原稿をなくしたり、誤植を何度もしたり、 キャラクターの名前を間違えたりといったことが相次いだようだ(PEACH-PIT自身のブログによる)。 また担当者がネームをチェックしたことは一度もなかったということまで告白している。このような「PEACH-PITと幻冬舎の確執」 がうわさされる中、突如Rozen Maidenは休載。連載はまれになってしまい、そして長らく続いた休載があけたと思いきや突然の 「連載終了」が宣告された。

なぜ休載明けに連載が突然終了したのか。それはPEACH-PIT側と幻冬舎側がもめていたせいではないかと考えられる。というのも、 以前からPEACH-PITが幻冬舎から移籍したいと考えていることは明確であり、 それに関して幻冬舎と議論をしていたのではないかと考えられるからである。PEACH-PIT側を引き止めるための交渉、 あるいは遺跡のための諸手続きを行っていたのではないか。(注:以前小林よしのりは「わしズム」移籍の際 「わしズムのような儲けの少ないが手間のかかる雑誌は株式公開を行い少ない編集者で多数のヒットを飛ばす必要のある幻冬舎ではもう発行できない」 と語っていた。つまり幻冬舎は慢性的に編集者が少なくそれが作者をいらつかせる原因となっているかもしれない。)

休載期間中、ウェブ上である変化が起こった。たとえばTBSのアニメ「ローゼンメイデン」のサイトのように、 以前は

c PEACH-PIT・幻冬舎コミックス/薔薇乙女製作委員会

であったコピーライトが

c PEACH-PIT/薔薇乙女製作委員会

となったのである。これはRozen Maidenの著作権を幻冬舎コミックスが手放した可能性が示唆されていると読み取れないこともない (第8巻が幻冬舎コミックスから販売されるところなどをみると、これまでの漫画の出版権は幻冬舎に残ったのだろうか。 私は著作権法に関しては度素人なのでご存知の方がいればメール:thirjapan@gmail.comまで解説をいただきたい。)

ローゼンメイデンの移籍に関しては、まだ公式なアナウンスは一切ない。ただ僕としては、 連載の終了方法があまりにも唐突である点、以前から確執がうわさされていた点、またコピーライト表記が依然と変化している点から「新・ ローゼンメイデン」などと称した新シリーズとしてまた連載が別雑誌でスタートするのではないか、と考えている(考えたい)。 それなりの人気がある漫画であるから、角川書店や講談社が拾って連載が開始されてもおかしくはないのだが・・・。 あとはPEACH-PITのやる気と権利関係次第だろうか。

なお、PEACH-PIT側は「おひろめカレンダー」にて掲載誌とストーリーのあらすじをを掲載しているが、 ローゼンメイデンに関してのみ「第43話掲載」のみのコメントで終わっている。ほかの掲載に関しては「波乱の予感っぽい話」 などとコメントをしているのにもかかわらず、である。これは何を意味するのだろうか。

さて、最後に幻冬舎がいかに糞なことをしているか、画像を載せて終わろう。

591720

これは最終話の巻末に乗ったPEACH-PITの文章である。・・・PEACHI-PIT・・・? 作者の名前を間違えるとは、何たる無礼。こんな出版社、連載する気がうせても仕方がない。

追記

なお、特許電子図書館での検索結果を見ると、2007年2月2日付で「ローゼンメイデン」「Rozen Maiden」の商標がPEACH-PITにわたっていることがわかる。この時点から確執は始まっていたということだろうか。

追記2

一応どのような展開で終了しているかを簡潔にまとめておく(ストーリーは割愛するが)。
ストーリーが展開されたあと、ラプラスの魔が「さあ坊ちゃん選択を」と言い、扉を開くか、開かないかをジュンに迫る。 ジュンは開くことを選択し、大きな扉の絵が描かれる。どうも元のストーリー(Phase 43)はここまでを予定していたようで、 次のページからはラプラスの魔の「私はこの先どういうことが起こるか分からない」という語りが数ページ用意され、 最後はまた大きな扉の絵で終了する、という形となっている。いずれにせよとってつけたようなラプラスの魔の語りが印象的であった。
また先日2ちゃんねるに

暫く前から、移籍の打診をバーズにしてきたが、幻冬舎は契約を盾に全く取り合おうとしない。
↓PEACH-PIT、休載を繰り返して牛歩戦術。
↓契約を盾に幻冬舎も徹底抗戦の構え。
↓契約が最終話までであることを利用してPEACH-PIT、一気に契約解消の最終話を提出。
↓バーズ、予想外の桃種の行動に対応できず、時間稼ぎへ。
↓最終話を決めるのは作者なので、どうにもならず、幻冬舎敗北。最終話掲載へ。

という形なのではないか、という推論レスがあったが、あながちそんな感じなのかもしれない。 ちなみに第八巻は書き下ろしなどは一切なしで第41話から第43話までの掲載となるらしい(作者公式サイトより。ただし「最終話」 とは書かれていない)。しかし話の展開が「完結とは言えないけれど完結といってもいいかもしれない」 レベルに完結しているため、「別の出版社からオファーがあったら続きを書くかもしれない」レベルの「休載(実質的には完結)」 と考えておくのがよいかもしれない。とはいえ、 もし本当に完結させたかったのなら最後のラプラスの魔の語りはむしろ「余分」に見えてしまうし、 これをつけた明確な理由があることを信じたい。

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2006年10月25日

最近のASCII(アスキー)はPCユーザーを裏切っている -月刊アスキーに見る

月刊アスキーといえば、アスキーの花形だった。出版社の名前を冠した雑誌であることからも分かるように、「月刊アスキー」は「株式会社アスキー」を代表する雑誌であるはずだし、そうでなければならない。月刊アスキーは、株式会社アスキーを代表する雑誌でなくてはならない。

今回、月刊アスキーがリニューアルされた。リニューアルされて、「ビジネス雑誌」というものになった。この中途半端な位置づけに対しては、はっきりいって残念だと言わざるを得ない。だいいち、リニューアルしたコンピュータ雑誌というのは、のちに廃刊となるか(「朝日新聞社『ぱそ』->『ビジネスぱそ』->廃刊」の事例や、「ソフトバンク『PC USER』リニューアル後の廃刊の事例など)、もしくはユーザーから見捨てられて自己満足的な雑誌に終わってしまうか(アスキー「Mac Power」の事例)、どちらかになるに決まっている。なぜか。

そもそも、アスキーはビジネス雑誌を作るような会社じゃなかった。もともとアスキーという会社の意味が「あなたの好きなコンピューター一緒にいいことしませんか?」の略語であることからも分かるように、アスキーの専門分野はビジネスではなくコンピュータだ。月刊アスキーがPC雑誌からビジネス雑誌へと転換を図ったのは、まるで文芸春秋が週刊少年ジャンプのようなないようになってしまったのと同じくらい、僕にとっては衝撃的だった。

「ビジネスとITのギャップを埋める」

これは、新装刊月刊アスキーが使用している標語である。しかし、はたしてビジネスとITの間にギャップ等あるのだろうか?すでに多くの人が「IT」はビジネスにおいて必要不可欠な物であると認識しているし、月刊アスキーが今回行っている特集記事のようなものは、すでに「フォーブス」「プレシデント」「東洋経済」といったビジネス雑誌がもっと深く掘り下げて行っている。「ケータイキャリアの今後」について、その機能の面から追及したい人は「携帯電話を専門に取り扱う雑誌」を読むし、ビジネスの面から追及したい人は上に上げたビジネス雑誌を読む。つまり、月刊アスキーのような中途半端な雑誌は誰からも読まれないのではないかと思うのだ。

かつて、MAC Powerという雑誌が存在した。Mac Powerは、いろいろな角度からベンチマークを行ったり、新しいソフトウェアについてレビューをしたりして、非常に面白い雑誌だった。しかし、Mac Powerはリニューアル後、全く別の名前に変わってしまった。同姓同名だけれども、全く性格が違う人物が現れたような感じだ。事実、多くのMac UserはMac Powerなんて読まなくなってしまった。それくらい、Mac Powerは「mac」とは離れてしまったのだ。
それと同じようなことが、この「月刊アスキーのリニューアル」にもおころうとしている。かつて、PC専門の雑誌であった月刊アスキーが、「ビジネスとITのギャップを埋める」「ビジネス雑誌」になろうとしている。しかし現実には既にITはビジネスの一部として認知されているために前者のようなギャップは存在せず、また巨万の富を生み出すITはビジネス業界からも注目されていて、ビジネス雑誌だって盛んに特集をしている。こんな時代に、こんな中途半端な雑誌の意味はあるのだろうか?

以前、週刊アスキーが紙面をリニューアルさせたことがあって、その時も失敗した。その時の理由は、「アスキーという名前はコンピュータ系だという印象が強過ぎる」ということだったと思う。今回も、アスキーがIT系ビジネスを専門とした新しい雑誌を作る、というものなら良かったかもしれない。中途半端に「月刊アスキー」の名前を引き継いで、既存の読者からも見放され、新しい読者も「アスキー=PC」のイメージが強すぎて取り込めない、そんな雑誌になってしまうのではないだろうか。
PC専門のASCIIだから出来る IT専門ビジネス雑誌」、そんなのならある程度は売れたかもしれない。けれども、「月刊アスキー」の名前を冠していることで、そういうイメージが持てないのだ。

「PC雑誌から卒業する」という言葉が、悲しく響いている。

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2006年10月02日

村上春樹、ノーベル文学賞候補に

「風の歌を聴け」でデビューし、「ノルウェイの森」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「海辺のカフカ」等で有名な村上春樹氏がノーベル文学賞候補になったとのこと。

確か、村上春樹はフランツカフカ賞という、ここ2年間この賞をとった人はもれなくノーベル文学賞をもらっているという賞を受賞していますし、先日も新たに海外で著名な賞を授与されています。「海辺のカフカ」が優れた作品であると認められたため、ということらしいです。

まあ、実は後で追記しようと思っているのですが、つい半年前までサイトの説明文に「あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること。あらゆる物事と自分との間にしかるべき距離をおくこと」といれていたくらい村上春樹ファンな僕ですので、受賞できるかどうか、楽しみな所です。

ちなみに上の文はノルウェイの森の一節。

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