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2008年07月29日

ニコニコ動画に吉幾三本人が降臨

2008年3月から5月にかけて、ニコニコ動画では「吉幾三リミックス祭り」が起こっていた。様々な作品と吉幾三をミックスさせたMAD作品が連日ランキングのトップを占め、「ポリ幾三」なる、Perfume「ポリリズム」と吉幾三「俺ら東京さ行くだ」をミックスさせた作品は絶大なる支持を得た。この作品は4月11日に投稿されたものだが、再生数約50万、コメント数約2万、マイリスト登録数約1万と、かなりのヒットとなっていることが見て取れる。この作品が祭りの中核となったのが、ニコニコチャートを見る限り4月23日〜4月30日ごろなので、ちょうどこの頃が「吉幾三」祭りの頂点と言うことが出来るかも知れない。なお、当時Perfume「GAME」が発売されたばかりであったこと人気の要因であった。

流れの速いニコニコ動画では、最近こそ「吉幾三祭り」は静まったものの、一連の吉幾三作品は今でも一日1000〜2000再生ある、人気動画の一つである。それに便乗したのかどうかは定かではないが、ニコニコ動画に謙育像本人が降臨した。

この動画では、吉幾三本人が「ニコニコ動画でぐーるぐる」「スンクロ率441.93%(ヨシイクゾウ)」とノリノリでレコーディングしている姿が映されている。吉幾三本人が「このメンバーで今大変なものを作っています。なめんなよ」と語っており、CMかなにかに採用されたのか?と考えてしまう。ちなみに、wikipediaによれば、吉幾三はMAD作品が大量に作られたことに関してかなり好意的に考えているらしく、先日行われた「ニコニコ大会議」では運営側に花を贈ったとのことだ。

吉幾三は1952年生まれの演歌歌手。おそらく「新日本ハウス」のCMや「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌でしか吉幾三の存在を知らなかったであろう若年層が、マッシュアップやリミックスを通じて、それまで未知の存在であったものを受け止めていく姿は非常に面白い。特に、「演歌」という若年層にとっての否定的なイメージが、このような件を通じて払拭されていく可能性があるのは、業界にとっても喜ばしいことであろう。現代の音楽業界がどれも「似たようなモノ」であるという印象を毎日感じている彼ら若年層にとって、「演歌」はもはや「古いモノ」ではなく、「古い時代に生まれた新しい存在」となりうるのかも知れない。

admin : 05:58

2007年10月20日

「初音ミク」が消える? ―検索エンジンを過信するな!

「初音ミク」で検索しても検索結果に表示されない――今こんな現象がGoogleやYahoo!で起こるようになっており、「電通の陰謀ではないのか」といった陰謀説まで飛び出すようになってきている。やれやれ、いったいどういうことだろう。

ことの内容は簡単な話である。Googleのイメージ検索で「初音ミク」と検索しても、初音ミクの画像が一切表示されない、というただそれだけの簡単な話だ。しかし「2ちゃんねる」では複数の「不可解な話」にからめこれを「電通の陰謀」とする説が流れている。

話はこうだ。近年、電通はホリプロと組んでバーチャルアイドル「伊達杏子」というものを売り出し始めた。しかしこれは全く売れず、話題にもならなかった。近年この伊達杏子をセカンドライフ(セカンドライフは電通が支援していると言われている)上で復活させる、という動きがあったのだが、しかしここに表れたのが「初音ミク」。つまり簡単にいえば、自分たちが莫大な広報費をかけて宣伝したのに全く売れなかった「伊達杏子」に対し、ほとんど宣伝もせずに「ネットアイドル」として爆発的な人気を博した「初音ミク」が妬ましい、だから検索エンジンやWikipediaに圧力をかけて消させたのではないか、というのである。

これに関連し、「亀田 反則」などの画像もすべて表示されなくなっていることから、Googleが何らかの規制を敷いていることはもはや確実である、といわれるようになった。

……とここまで書いたが、正直そんなことはどうでもいい。陰謀論なんてしょせん嘘だ。だいたい、「初音ミク」で検索してももともと画像はひっかかりゃしなかったのだから、この件は単に画像検索という技術自体がまだまだ未熟であるということの証明にしかなっていない。この件に隠れていること、それは結局のところ我々はまだまだ検索エンジンが「我々の側」に存在すると思い込んでいるところである。つまりかつてマスコミの情報をうのみにしていたように、検索エンジンの情報をもまた我々はうのみにしてしまっているのだ。

Web2.0という時代に入る中、我々は検索エンジンを「ネットの中心」ともいえる位置に位置付けた。ページとページ、あるいは情報と情報は検索エンジンによってひとつの「検索結果」として結び付けられ、ほとんどすべてのユーザーがそこからサイトに訪問する。その中で我々は「Googleは何でも検索結果に入れてくれる、情報を全部整理してくれる、とっても素晴らしい企業だ」というような具合で盲目的に検索エンジンを崇拝していた。我々は彼らが営利企業であることを一切忘れ、ウェブのためになら何でもやってくれる救済者のような存在だと思い込んでいたのである。

しかしそれは嘘だ。Googleはインターネットをより使いやすくするための企業でもなければ、ネット上に「集積知」を作る存在でもない。彼らは単なる「営利企業」であり、検索結果から特定の情報を消すことで発生する損失と、それによって企業から得られるマージンについて、多角的な視点から後者のほうが理にかなっていると判断すれば、後者をとる企業である。Googleは我々の味方ではないのだ。

「Googleが自らの利益のためにとある検索結果を消す」、そんなことはいつあってもおかしくないし、げんに今行われている可能性すら存在する。すでにインターネット自体が検索エンジンがなければ活用できなくなっている今、インターネットは彼らに支配されているといっても過言ではない。彼らは隠したい情報を隠し、流したいデマを強調することができる。いわば検索エンジンとは情報を独占的に操作できるネットにおけるメディアのような存在であり、それだけに彼らが「われわれ=利用者の側」にいないことは十分に理解したうえで検索エンジンと付き合っていかなくてはならない。

今回の「初音ミク」の真相は、おそらく画像検索の精度不足、ということで決着がつくだろう。しかし今後、検索エンジンが検索結果を偽装するともわからない。結局のところ我々は検索エンジンなしでネット上で情報をつかむことはほとんど不可能であり、特定の企業に不利益な情報を検索エンジンがすべてアクセス不能な状態にしてしまえば、その情報をつかむ人間の数は極端に少なくなってしまう。ネットにはほとんどすべての情報があると思ったら大間違いである。実際には隠されている情報・ネットに出回っていない情報のほうが格段に大きく、すでにネットは検索エンジンのものになりつつある。

「メディアリテラシー」というものがさんざん騒がれる時代になった。しかしネット上で「メディアリテラシー」を盛んに豪語する人間も、実は「検索エンジンリテラシー」ともいえる「検索エンジンにおける検索結果を適切に判断する能力」はもちえていないのではないだろうか。我々は今、検索エンジンとはどういう存在なのかを改めて考え直し、Googleを盲目的に崇拝する現状を問い直さなくてはならない。

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2007年01月31日

PCサクセス(PC Success)が夜逃げ?破産?突然の閉店を追う

AKIBA PC Hotlineエルミタージュ秋葉原によれば、秋葉原に店舗をかまえ、価格ドットコムの最安値常連であった「PCサクセス」が本日午後突然閉店したということである。

秋葉原のショップPC-Success本店が月末の本日15時になって突如閉店した。その直後から同店の前には取引先の関係者が続々と集まっており、一種異様な光景となった。なお、同店のWEBは19時現在、通常通りアクセスが可能だが、大手価格比較サイトである価格.comではすでに削除が始まっている模様だ。
 現場にいたある取引先の関係者によると「気にはしていたんですけど、15時の時点で振込みの確認がとれないので、とりあえず着てみました。が、予想通り中には入れないし、連絡もとれない。できるだけ早く商品を回収したいんですけど……」とのこと
(ヘルミタージュ秋葉原)

PCサクセスといえば以前から梱包が雑である、あるいは納期を守らないと行った悪評判が立っていた。今回こういったことが発生しているのは、「ついにきたか」という感じである。

秋葉原に店舗を構える有名店が、今回のように「何らかの事情」によって突然一時閉店するというのは、今回のPCサクセスの件が初めてというわけではない。過去TWOTOPは経営母体であるフリーウェイの倒産に伴い一時閉店したことがあり、当時も以下のように関係者が店舗前に詰め寄るという事態が見られた。

TWOTOP
(画像はAkiba PC Hotlineより引用)

今回のPC-Successの件に関しては、1月31日20時現在Akiba PC Hotlineが「テレビ局の報道や警察がきている」とレポートしているにすぎない。では、何があったというのだろうか。

現在進行中で記事を掲載している関係上、タイムラインにそって話をお伝えする。

20:00
PC SUCCESSのサイトは「ただいま混みあっています」との表示が出てアクセスすることが出来ない。ただし、7時の段階では普通にアクセスすることが出来、7時30分ごろからトップページ以外のページがアクセス不可、そして8時に入り全ページにおいて上記のメッセージが出るようになったため、おそらく担当者は確かに在籍しているものと考えることが出来る。また、PCサクセスの楽天店は、ゴールドでないほうは「申し訳ございません。ただいま、店舗の改装中です。」との表示があり、アクセスすることが出来ない。また、価格ドットコムの掲載に関しても、順次削除が行われているようだ。

20:15
Akiba PC Hotlineが「 債権者が中に入るが誰もいない状態。」とのレポートをする。また2ちゃんねる「自作PC板」にて、テレビ局(もしくはインプレススタッフ)が取材を行っていると見られる写真が掲載される。
PCサクセス夜逃げ

20:30
Akiba PC Hotlineが

(20:15) 債権者によると、事務所内のPC画面に「入荷終了したため物流一時撤退します。裏口を抜けて近隣にて待機。」の送信メール画面が出ているとのこと。
(20:30) 関係者が現れ「明日、破産の発表を行う」との発表あり。

とのレポートを行う。また、秋葉ブログは「PCサクセス、どう見ても倒産です。」との見出しで記事の制作を開始している。

ちなみに●を使用してPC-Successスレ71を参照してみたところ、以下のような文面が書き込まれていた。

602 名前:Socket774 [↓] :2007/01/26(金) 18:03:10 ID:jyiX6Riz
月曜日になにかが起こる。

603 名前:Socket774 [] :2007/01/26(金) 18:11:53 ID:QMzy3gwX
中の人、さぁどうぞ、語ってください。

610 名前:Socket774 [↓] :2007/01/26(金) 20:52:28 ID:jyiX6Riz
何人かバイト切ったらしいよ。

634 名前:Socket774 [] :2007/01/26(金) 23:27:21 ID:biqxFOfx
先ほどアキバの知り合いから情報有り。
糞の仕入先への支払いが滞ったそうだ。
HPアボーン、夜逃げかもw

745 名前:Socket774 [] :2007/01/30(火) 21:17:08 ID:Xiv5jStx
http://kakaku.com/sku/shoppriceca.asp?ShopCD=111
価格コムの値段全部消えたよwww
倒産秒読み段階か???

また、スレッドを見ると1月22日より代引き以外の決済方法が不可となり、また1月26日前後からはPCサクセスとしては異例の高価格設定を行ったようである。これを見ると、今回の破産が以前から予見されていたものであるように考えられる。

admin : 20:26 | トラックバック