このカテゴリのすべての記事

直近の記事3件

2007年10月02日

モバゲー小説大賞優秀賞の「メビウスの輪」がエロゲに似ているらしい

近年になって携帯電話向けのサービスとして急に台頭してきた「モバゲータウン」。このモバゲータウンが主催した「モバゲー小説大賞」の受賞作が先日発表された。

この中で大賞を受賞した「メビウスの輪」という作品が、どうも「CROSS CHANNEL」(クロスチャンネル)というエロゲに似ている、という話があるらしい。そこで今回はこの両者を比較してみることにする。

「メビウスの輪」のあらすじは次のようなものである。

ある日主人公の高校生は屋上で目覚めるとそこに腕輪があることに気がついた。主人公を含む6人はこのことにより隔絶された1日がループする世界に閉じ込められてしまうが、主人公以外はループしている自覚を持たない。主人公は努力の末ほかの5人を元の世界に送り返すことに成功するが、最終的にはループする世界に1人ぼっちとなってしまう。そこで主人公はラジオ放送を始め、元の世界ではその放送が噂になりはじめる。

一方のCROSS CHANNEL(クロスチャンネル)のあらすじはこのようなものだ。

隔絶された1週間をループする世界に8人が閉じ込められてしまう。主人公はとある「ノート」を見ることによってそれを自覚するが、ほかの7人は自らがループしている自覚を持たない。主人公は努力の結果他の7人を元の世界に送り返すことに成功するが、最終的にループする世界に1人ぼっちとなってしまう。そこで主人公はラジオ放送を始め、本の世界ではそれが噂になり始める。

「ループ」というのはSF小説を含め非常にありふれたネタであるため既に真似る真似ないというレベルを超えてしまっていると思うが、他の部分が常軌を逸して似ている感じがする。「メビウスの輪はクロスチャンネルをパクった」といわれてもおかしくないくらい、似ているといって過言はないだろう。

今回のケースに限らず、「エロゲ」と「ケータイ小説」には他の文字表現には見られない複数の共通点があるように思える。それに関して述べてみる。

まず、この「メビウスの輪」というのは、いわゆる「携帯小説」である。携帯小説であることから、短く簡単に読め、かつストーリーが難しくなく、またエンタメ性を重視しているということが特徴であることは容易に想像がつく。これらの特徴はシナリオ重視系のエロゲにも当てはまることであるから、エロゲが「画像によって駄文が名文に昇華する可能性をもつ」ということを除けば、両者はほぼ同様の性質を持っていると考えてもよいと思われる。

もちろん話の概略、プロットに関しては一般的なエンタメ小説とも互換性がある(もちろん「エンタメ小説」のほうが字数制限のないぶん深く掘り下げることが可能ではある)が、「短い文章で伝える」ために利用される独特の文体や分量、「誰にでも、特に10代~20代の人間にとって分かりやすく」するための陳腐な表現などは、一般的なエンタメ小説には見られないエロゲ・携帯小説に共通した特徴である。「難解な表現はいらぬ、わかりやすくしろ」という感じだろうか。難解な言葉で表現するよりもむしろ簡素な言葉で適度に表現し、考えることなくして読まれることがこの両者に関しては求められているのである。 (エロゲ界隈では、近年はこの「王道」を外した作品が「名作」となっていくケースが目立っているようだが)

「短い文章で」「端的に分かりやすく内容を伝え」「しかも内容はエンタメ性を重視している」というのが、携帯小説そしてエロゲ両者の「王道」であることは上に書いたとおりだ。となると、エロゲと携帯小説はシナリオだけでなく文体や構成・分量までも共通化できることに気がつく。すると、今回の件のような「携帯小説がエロゲをまねたのでは??」という一例も、これからさらに生まれてくるかもしれない。エロゲのシナリオは一般の人にあまり知られていないし、なおかつ「携帯小説の元ネタとしてエロゲはかなり有用である」からである。

「携帯小説」は「10代~20代受け」を狙う10代・20代が執筆者の中心層であるせいか内容もありがちなものばかりだ。対して「エロゲ」を見てみると文字や分量の制約があるにも関わらず独特なシナリオを有ししかも10代~20代を魅了することのできる作品が多い。「劣化コピースパイラル」ともいえる行きづまりをみせる「携帯小説」が既存の「名作」エロゲのストーリーをパクることでオリジナリティを見せようとするということは、おこりそうな気がする。

今回はこの「メビウスの輪」に焦点を当てるはずだったのが、結局「エロゲと携帯小説」の話に収束してしまった。このようなことを書くと「エロゲ」ファン、「携帯小説」ファンの両者からフルボッコにされる気もするが、実際文体として共通点があるのだから仕方ない。もっとも、「エロゲは絵と音楽と文字があって成り立つものなんだから、文字だけで抜き出すな」といわれそうな気もするが……。

admin : 15:37 | トラックバック

2007年05月06日

w-inds. 橘慶太「桜想ふ」がMr.Children「Tomorrow Never Knows」に酷似

w-inds.という歌手グループのボーカルをつとめた橘慶太のソロシングル「FRIEND」。そのカップリング曲「桜想ふ」 の歌詞がMr.Children(ミスチル)の有名曲「Tomorrow Never Knows」 に酷似しているという情報がメールで寄せられた。

Friend(橘慶太) 「桜想ふ」は橘慶太自身が作詞した曲。 ちなみに橘慶太はMr.Childrenの楽曲をファンクラブイベントでひき語ることもあったように、 そのファンである可能性も高い。また橘慶太のソロデビュー曲「道標」は、ファンの間では「初期のミスチルっぽい感じがする」 という評価を受けることもあったようだ。

なお、Mr.Childrenの楽曲「Tomorrow Never Knows」 は1994年に発売されたミスチル最大のヒット曲である。おそらく多くの方はどこかで聞いたことがあるだろう。

 

それでは、両曲の歌詞を比較してみたい。

まず、両曲の歌詞を「歌詞ナビ」で見ていただきたい。桜想ふTomorrow Never Knowsのページを開けば、両曲の歌詞を読むことが出来る。似ている部分の「桜想ふ」の歌詞を左側、「Tomorrow Never Knows」の歌詞を右側に記載して比較してみよう。

桜想ふTomorrow Never Knows
幼すぎて臆病な夢の面影幼過ぎて消えた帰らぬ夢の面影
変わりゆく街並移りゆく街並
フトすれ違う少年に懐かしさ覚えて すれ違う少年に重ねたりして
僕等はまた出会えるだろう??
長い旅路の途中で 再び僕らは出会うだろうこの長い旅路のどこかで

これを「オマージュ」というのか「盗作」というのかは我々の感知するところではなく当人の問題なのであるが、「桜想ふ」の「桜」 がミスチルの桜井氏をもあらわしているようで、これは強いオマージュ作品であると捕らえてもよい気がする。 とりあえずは本人による発言を待つしかない。

admin : 19:40

2007年03月24日

aiko自作の「モンスター」デザインに盗作疑惑が

aikoが2007年1月のライブで初公開し、3月28日発売のDVD「LOVE LIKE POP add. 10th Anniversary」のジャケットパッケージともなっている「自作のイラスト」が盗作なのではないか、という疑惑がインターネットを中心に巻き上がっている。


aiko LOVE LIKE POP add. 10th Anniversary

このモンスターの画像に関して、aikoは確かに「自分自身でデザインした」と語っているようだ。事実、ファンクラブの会報では

「トレードマークのお化けちゃんイラストは、aikoさんが描いたの?」 -「そう!! そもそもはスタッフTシャツのデザイン考えてって言われて。でもスタッフの人ってステージで目立たないように絶対黒のTシャツしか着れないから、毎回可愛いもの作るのが凄い難しくて。間に合わない、どうしようかなって思ってオ~って書いたらお化けがいっぱい出てきて」

などと自身で書いたことを強調している。

aikoのファンクラブ通信画像
(画像は2ちゃんねるニュース速報板の該当スレから引用)

では、これが何に似ているというのだろうか。

フランス人芸術家、GENEVIEVE GAUCKLER (ジュネヴィェーヴ・ゴクレール)氏という方の作品が楽天で紹介されている。このデザインと酷似しているというのだ。

ジュネヴィェーヴ氏の作品

確かによく似たデザインである。2ちゃんねるでは「盗作の検証」ということで、下記のような検証画像も作られていた。

aiko1

aiko2

aiko3

氏の一連の「VYNIL(ビニール)」といわれるデザインは2004年から2005年の間に製作されたとされており、この画像だけを見れば「aikoが氏の作品を盗作した」と判断できるかもしれない。

また、2ちゃんねるの情報によれば当事者であるゴクレール氏に情報メールを送ったところ「情報ありがとう。そのaikoというのは日本では有名なのかい?」という返答が着ただけで、特に進展はないという。ただし、複数の人物がメールを送信し、まったく同様の返答がきているという現状を考えると、ゴクレール氏側も現在情報を収集してる可能性もある。

しかし「ベタ塗り」「お化け」「モンスター」というキーワードで考えていくと、そういえばこんなものもあったなあ、と思うものがある。バーバパパだ。

バーバママ バーバモジャ

特に「バーバママ」「バーバモジャ」といわれる黒ベタ塗りのキャラクターはこれらのデザインによく似ていることがわかる。この有名なキャラクターの印象が頭の中に残っていると、「真っ黒なモンスター」という指定からこのようなデザインになってしまう可能性も十分に考えられる。

また、ネット上では「そもそもこれまでのaikoデザインとは少し違っている」という意見もあり、それを考えるとゴーストライターがデザインしているという考えも捨てることができない。

いずれにせよ、発売元やaiko側は今のところ一切コメントを発表していない。「熱しやすくさめやすい」2ちゃんねるだけに、このまま静観していれば騒動も収まる、と考えているのだろうか。

参考:まとめサイト(weepさんのところみたい)

admin : 13:40 | トラックバック