[Di]長野県小6女児家出事件の山中博美さん(12)とネット(「出会い系サイト」)の関係
トップページ> 社会 > 事件・事故 , 2006年10月26日
長野県小諸市の野岸小学校6年・山中博美さん(12)が家出し、無事保護された事件について、ネットとの意外な関係が浮かび上がっている。そう、「ふみコミュニティ」という小中学生向けメル友募集サイトだ。こういった「準出会い系サイト」の存在は、今後同様の事件を引き起こす可能性もあるのではないか。
読売新聞より。
調べによると、青木容疑者は21日午前10時ごろ、数日前からインターネットでメールをやり取りしていた女児と、JR小諸駅で初めて会い、女児を誘って乗用車に乗せ、一緒に同署に出向いた25日午前0時40分まで連れ回した疑い。
青木容疑者は女児を連れて、自宅や、神奈川県箱根町の母親の別荘などを移動していたといい、長野県警は確認を急いでいる。女児は25日夜、両親の元に帰った。
また、21日の行方不明直前、女児が「友達の家に泊まる」などと女児の母親(39)にかけた電話について、県警は、青木容疑者が連絡させたとみて追及している。
メディアの報道によれば、青木宏憲容疑者と山中博美さんはインターネットで出会ったということである。これに関して、2ちゃんねるでは「ふみコミュニティー」というメル友募集サイトの存在が示唆されていた。
山中博美はメル友広場(http://www.fumi23.com/mt/)というサイトを利用していた、とレポートされている。この「メル友広場」というサイトは小学生から大学生まで多くの人間が書き込みをしていて、一部の単語は自動的に規制されているようだが、それでもスペースを空けたり、仮名漢字変換を変えることで書き込んだりと、「ヤバい」書き込みは後をたえない。事実、書き込みには明らかに犯罪を誘発するようなものもある。
さて、女児はどのような書き込みをしていたのだろうか。それは、こんな書き込みであったという。
どうも、「カレシ」という単語は規制されているらしく、間にスペースを入れることで回避している。また、「女性のみ」にしているのも、対策の一環だろう。そういうことを考えれば、この女児が日常的に「ふみコミュニティー メル友広場」」という一種の出会い系サイトを使用していたことは明白であることが分かってくる。
そういえばこの「ふみコミュニティー」という一連のサイト、実は某アーティスト関連の話題で当サイトへのアクセスが集中したことがある。確か、一日1000件以上のアクセスが「ふみコミュニティー」全体からあり、そのことからもこの掲示板の利用者の多さがうかがえる。小学生や中学生がこのような掲示板を自在に使用することができ、またこの件に関してはPCからアクセスしているものの、実際には携帯電話を使用して親にも知られることなく利用できること(おそらく友人の間でも「ここの掲示板面白いよ」などといって伝染していったりしたのだろう)を何の規制もしなくてよいのだろうか。そういった掲示板でのやり取りでよく会話をする人間が個人的にメールをする「メル友」となり、そして次第に「メル友」の数を増やしていき、やがてメル友とのやり取りにのめり込むと、「メル友広場」のような場所でのメル友作りをメインとしていき、最終的にはそこで異性の募集も始める。出会いを目的とし始める。掲示板やメールでの一連のやり取りが、「相手は自分にとって本当の友達だ。あっても大丈夫なほど相手のことを知っている」と錯覚させる。こうして、最終的な目的である「出会い」が一度実現されれば、もはや「メル友募集→出会い」という流れは不自然なことではなくなる。最初は「ふみコミュニティー」という掲示板での会話をメインとしていたはずなのに、だんだんと「メル友広場」から始まる一対一のコミュニケーションに変わっていき、やがて現実でのやり取りへと変わっていく。
インターネット全体のモラルが問われている中、小学生や中学生が犯罪に巻き込まれる場としてインターネットが使用されてしまっていることは、何とも情けない。メル友募集サイトは、やはり最終的には現実に出会っていくことを目的としていて、「メル友募集」は出会うための過程でしかない。出会い系サイトと同じく、こういった「準出会い系サイト」も18歳未満の使用を禁止した方が良いのではないだろうか(そもそも法律で規制される前に、保護者や学校が注意を与えるべきだとは思うのだが。)
小学生や中学生のうちはインターネットを規制するとか、そういったことも必要なのではないだろうか?もちろん、それは学校での「情報教育」としてだけではなくて、家庭で教えなくては行けないと思うのだが...インターネットは確かに便利な物だが、しかし中にはそれと同じだけ危険な物も詰まっているということを子供たちは認識しなくてはいけないし、大人たちは「インターネットでは危険な場所にも簡単にアクセスできる」ということを知らなくてはならない。
またふみコミュニティーのように多くの小中学生が集う掲示板の運営者も、「メル友広場」のような一対一のコミュニケーションの確立を目的とする場所は18歳未満の利用を厳重に取り締まるような方策を考えなくてはならない。
子供に有害な情報といえば「アダルトサイト」「2ちゃんねる」が浮かんでくるというのが主な気がするが、実際にはこういった「1対1で知らない人とコミュニケーションできる掲示板」が一番危険なのではないだろうか。前者は犯罪にはならないが、後者は人が現実世界で出会って、犯罪がおこる危険性を含んでいる。
どうも、「援助交際」は良くて「売春」はだめ、「メル友募集」は良くて「出会い系サイト」はだめ、といった、単なる言葉遊びで悪い物を良くするようなことが小中学生の間では曲がりなりにも通っている感じがする。「メル友募集サイト」は明らかに「出会い系サイト」だ。最終的には現実に出会っていくことを目的としているのは、明らかである。今回の件は、こういった掲示板の実態を世に知らしめるいい機会であるのに、余り報道されないというのはどういうことか。
投稿者 admin : 2006年10月26日 01:09
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