[Di]ツンデレの「発見」 -"ツンデレ"の歴史に探る「オタク」の役割

トップページ> インターネット > 2ちゃんねる関連 , インターネット , 2006年07月12日

西洋人は大航海時代においてアメリカを「発見」し、日本を「発見」した。それは物理的な発見であった。
近代、西洋人は「子供」を「発見」した。元来、「小さな大人」としてみなされていた子供は、この「発見」により、大人とは別種の存在として認識されるようになり、学校制度の採用へとつながる。これは、精神的な発見であった。

ツンデレという言葉が盛んに使用されるようになったのはいつからかと考えてみると、2003年くらいにはその言葉が存在し、2004年-2005年にかけて普及していった気がする。「ツンデレ」はアニメや漫画のキャラクターを考える際、重要な構成要素となった。

しかし、「ツンデレ」が生まれたのは、それが発見された2002年からだろうか?
ツンデレという言葉が生まれたのは、2002年であるとwikipediaには紹介されている。そもそも、ツンデレとは

主に恋愛アドベンチャーゲーム(アダルトゲーム、ギャルゲー)などにおける女性の性格、またはそのような性格の女性との恋愛である。インターネットスラング。 「普段はツンツンとした態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」という状態・光景が語源である。初めて聞いた人は言葉が似ているシンデレラを連想する人が多いが一切関係ない。
定義が拡大されてきており現在は非常に幅広い範囲を指す言葉になっている。そのため男性キャラにも使われたり、また恋愛のみを指すのではなく、少年漫画のライバルキャラ等、友情や信頼関係に対しても使われている。

であるとかかれている。

近年、メディアや一般少年誌においても「ツンデレ」という言葉が盛んに使用されるようになってきた。では、ツンデレという性格の概念が最近によって「発明」されたものであるかと考えてみると、実際にはそうではない。「ツンデレ」は爆発的に普及したインターネット時代の中で初めて「発見」された。

元来、アニメにや漫画には「ツンデレ」な性格を持つキャラクターが偏在していた。そもそも「ツンデレ」、つまり「普段はツンツンとした態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」性格を持つ人間というのはその激しいギャップから漫画やアニメ作品においては好まれる傾向があるし、主人公の恋愛対象等として非常に書きやすい。「ツンデレ」という言葉はないにせよ、以前からこのようなキャラクターは存在していたのだ。

しかし、かつてはそのような「普段はツンツンとした態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」というキャラクターの性格が、ある特定の用語によって一つにまとめられるということがなかった。それはなぜだろうか。インターネット社会の普及以前には、いわゆる「オタク」が集まって話が出来る場というのはほとんどなかった。それを可能にしたのは匿名社会である。匿名社会の普及により、普段恥ずかしい部分であるとされていた「オタク」的な側面を解放することができた。議論が行われることさえあったと思われる。その結果、多くの人間が古典的、典型的なヒロイン像を強く認識することとなる。

「ギャルゲー」と呼ばれるゲームの登場は、その傾向に拍車をかけた。これらのゲームは、インターネットの掲示板を介した議論が漫画、アニメよりも多く話題になる。それはこれらのゲームがPCを使用して行われるからであろうが、この「ギャルゲー」においても古典的な、またそれゆえに人間が強く意識する理想像、ツンデレというキャラクター像が浮かび上がってくる。

このような中で、「ツンデレ」という用語が発生していったのではないか。「ツンデレ」は近年になって想像されたのではない。かつ手から存在していた典型的、古典的、それでいて理想的であるヒロインやヒーローのキャラクター像が、ここにきて定義されたに過ぎないのである。いわば、ツンデレの「発見」ーツンデレという性格は作られたのではなく、発見されたのである。「オタク」はツンデレを発見したのだ。

ともすれば、我々が知らない典型的な性格で、なおかつ言語化されていない、認識されていない、定義されていない性格というのが存在するのかもしれない。多くの人間は「ツンデレ」という言葉によってその性格の共通性を認識したのであって、その言葉が生まれる前に
「ツンデレ」という共通性を知り得たのは一部の「オタク」のみであった。つまり、その分野に異常な能力を発揮する人間たちによって生まれた「ツンデレ」という定義により、我々は「ツンデレ」のさす性格内容を理解できるようになったのであれば、また別の性格の存在を否定することはできない。

何かと否定されがちな「アニメオタク」「漫画オタク」であるが、「ツンデレ」という言葉は彼らなしでは存在し得なかった。そしてまた、それがなければ我々は「ツンデレ」が指す性格内容を認識することができなかった。
「オタク」はまた新たな認識を我々に提供するのかもしれない。そして今度は、私たちがー

...という文章をどこかで読んだことがあります。(←自分の書いた文章が読み返してみるとあまりにも恥ずかしい文章な気がしたので責任回避のために挿入した、ってわけじゃないぞ。ち、ちがうんだから!!)


投稿者 admin : 2006年07月12日 21:15

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