[Di]iPodが韓国製になる日 -apple、samsungチップ採用へ
トップページ> Apple Computer , Apple Computer > iPod , 社会 , 2006年05月01日
アップル社の販売するiPodのパーツは、元来日本のメーカーやアメリカのメーカーが部品を作っていた。韓国で作っていようと中国で作っていようと、下請けは日本の会社だった。
iPodの中核、すなわち音楽再生チップは元来米国PortalPlayer社が制作していた。そして、HDDは東芝が制作していた。周りの部分は台湾系のメーカーが作り、鏡面加工は日本人が手作業で行っていた。
ある日、iPod miniが発表された。iPod miniには日立製マイクロドライブが採用された。後にSeagateになり、若干動作に問題があるとの声も指摘されたものの、大きな問題にはならなかった。
ある日、アップルは韓国製のNANDフラッシュメモリを採用した。少し不安だったが、特に問題はなかったようだ。
続いて、アップルは韓国製の液晶ディスプレイ、バッテリを採用した。液晶ディスプレイは割れやすいと訴訟にまで発展し、バッテリは爆発した。正直、何か詞に言えない危なさを感じた。
そして今日、アップルはプレーヤーの中心部をサムスン制作のチップに置き換わる。新たな能力を求めるそのアップルの姿勢は、はたして凶と出るか吉と出るか...
韓国のSamsung Electronics(サムスン電子)社は2006年4月26日(米国時間)、米Apple Computer(アップルコンピュータ)社から、メディア・プロセッサに関する大きな契約を獲得したことを明らかにした。2006年4月19日に、Apple Computer社との契約が打ち切られたことを発表した米PortalPlayers社の後を引き継ぐこととなる。Samsung Electronics社の幹部によると、Apple Computer社との契約は、次世代「iPod」に向けたMP3対応メディア・プロセッサの供給に関するものだ(参考記事「アップル社の新型iPod、プロセッサ・ベンダー変更へ」)。同社はiPodに対して、NAND型フラッシュ・メモリーも供給している。
何のことはない、私がいっているのは「あの国あの法則」のことである。これは一種の都市伝説ではあるが、ようするに「韓国と共同で開発をすると両者にとって不利益なことが起こる。ただし韓国側が拒否した場合は別側が有利になったり、圧倒的に韓国側に不利な契約の場合は効力を発揮しない」といったものである。
今回、アップル社は長年連れ添ったPortalPlayerをきり、サムスンチップを正式に採用する。もしかしたら、この契約は非常にアップル有利なものなのかもしれない。というのも、アップルはサムスンに対して、かなりの破格でNANDフラッシュメモリを供給するような契約を結ばせているからだ。それと照らし合わせれば、今回の契約もアップル有利の可能性が高い。
また、サムスン独自の機能がチップに追加される可能性も低いと思われる。アップルは価格を最小限に抑え、また"いつでもサムスン以外の別のメーカーに乗り換えられるように"アップル側からチップの設計を依頼、それを忠実に再現したもののみしか使わないと考えられるからだ(過去の契約はそのようになっている)。
しかし、ここでよく考えてみよう。そう、なぜアップルがサムスンチップを選択したかということだ。よくよく考えてみれば、アップル社はiPodにはPortalPlayer用のチップを採用し、iPod nano、iPod shuffle等のNANDフラッシュメモリ搭載機にはサムスンチップを使用するとしている。また、現在においてもiPod shuffleにはPortalPlayer製チップは搭載されていない。
つまり、PortalPlayer製チップは多機能であるが故に高価格であり、動画再生等を行わないiPod nano、iPod shuffleに搭載するには少々質が高過ぎる。そのため、機能性では劣るが廉価なサムスンチップを採用したと考えることができる。そして、その契約においては上記で記載したように、アップル側がつきつけた条件をサムスン側が忠実に守るといった構造になっていると考えられる。
このような、アップル優位な契約においては、あの国あの法則は発動しない。
ここまでくると、アップル側はiPod nano、iPod shuffleといったNANDフラッシュメモリ搭載型iPodの生産をSamusungに痛くする可能性が出てくる。NANDフラッシュ、再生チップともにサムスンのを使用するとすれば、基盤ごとサムスンで作ってしまった方が価格は安くできる。
また、何か問題があった場合、アップルはすぐに契約を打ち切る。アップルはそういう会社である。いつ契約会社を変更するか分からない、たとえそれがどんなに大きな契約でも解消する可能性がある、そんな契約をする会社である。それは、アップルが発表したPowerPCからIntelへの移行を見れば明らかだろう。IBMはそのことを直前まで知らされなかったという。
今回のこの契約に関しては、安心してもよいのではないだろうか。もし音質や機能性に問題があればアップルはすぐに契約を見直すはずだし、サムスンもこの巨大な契約を逃してはいけないとやっきになっているはずだ。この契約によってさらにiPodの値段は下がるだろうし、機能も悪くなることはない。
それに、アップルにはスティーブジョブズがいるのだ。おそらく、製品に何らかの問題があった場合、たとえば動作がのろいだとか、音質が悪いだとか、そういうことがあったら彼が容赦しないだろう。
その可能性を想像してみてはいかがだろうか。
投稿者 admin : 2006年05月01日 03:32
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