[Di]BCNランキングの1GB nano投入,shuffle値下げ理由にあきれる

トップページ> Apple Computer > iPod , 2006年02月11日

先日、iPod nano 1GBの登場とiPod shuffleの価格改定が有ったのだが、これに関して、BCNランキングが
アップル1GBテコ入れの理由
と題して、詳細な分析を試みている。

兼ねてからランキングがSONYよりであるという指摘をつけていたBCNランキングであるが、今回もよくわからない主張を行っている。その主張とは、1GB、512MB市場の奪還を目指すため、というものである。

一見まともに見えるが、非常におかしい点がいくつもある。

次の文章を見てみよう。

 実は全体の販売台数シェア押し下げた原因は shuffleだった。同じメモリタイプのnanoがあまりにもヒットしたため注目はnanoに集中。shuffle購買予備群のかなりの数がnanoに流れたのではないかとも考えられる。その影響で、shuffleは512MBも1GBもシェアを大きく落とした。特に落ち込みが目立つのは1GBタイプだ。

この文章から考えられるのは、shuffle購入層がnanoに集中したために、shuffleのシェアが堕ちた、ということである。しかし、nanoもshuffleも同じメモリオーディオ。アップルとしてのシェアに変動が起こるとは、到底考えられない。
しかも、12月から1月まで、shuffleは販売停止となっていた。その点を全く考慮していないのはどういうことなのだろうか。

機種別ランキングをみても、上位はすべてアップル製品で埋まっている訳であるが、いくらshuffleを買う人間がnanoに流れたって、アップル全体としてのシェアがかわるはずはないのだから、上記の主張は「よくわからない」ものである気がするのだが..

BCNは「shuffle購入層がnanoを買った。だからアップルシェアが下がった」といっているようなものではないだろうか。.

そして、BCNランキングはこのように締めくくっているのである。

 今回のラインアップの整理や値下げは、マーケティング判断としてまったく正しいとは思うものの、個人的にはある種の手詰まり感を感じたことも否めない。ビジネスとして打つべき手を打ったに過ぎず、それ以上の思い入れが伝わってこないからだ。今後もアップルがこうした「微調整」を続けるようであれば、トップシェアの地位は危ういかもしれない。競合各社は虎視眈々とiPodの座を狙っている。やはり、nanoで味わったような「嬉しい驚き」のある製品をアップルには期待したい。そして競合他社にもそれを超えるようなコンセプトの製品を大いに期待したい。(WebBCNランキング編集長・道越一郎)

ようするに、この値下げは「手詰まり」があると批判しているのだ。訳が分からない。そして、「それ以上の思い入れが伝わってこない」という。「これ以上の思い入れ」とはどのようなものを指し(まさかBCNは9,10月と連続で新製品を投入したのにまだ新製品を要求するのか?Radio Remote発売を知らないのか?)、そしてソニーが行った「微調整」はなぜ批判されないのか?

そして、最後にBCNランキングの主張に一打撃加えることがある。
アップルは、日本企業ではない。日本のみでiPodを発売している訳ではない。発表や開発については、当然米国で行っている。となれば、価格改定は米国で企画されている訳であり、日本市場を見て「ソニーが...」等ということで価格改定を行っているとは、到底考えられないのである。考えられる原因としては、iPod nanoの開発でNANDフラッシュメモリが安く購入できるようになったこと、そしてiPod nanoの需要が一段落しており、メモリにあまりが生じたこと、そしてそれを採用することで価格が大幅に下落できること、ということではないだろうか。BCNランキングが言うように、「512MBや1GB市場で堕ちているから」などという理由ではない。そもそも、アップルは全体での利益が上がればそれでよいのだから、果たしてそんな細かいところで見ているだろうか?そんな容量の小さい市場はこれから縮小傾向に入るのは目に見えているのだから、そのような市場をわざわざ見ているということは有るのだろうか?だいたい512MB1GB、つまりshuffleの市場をnanoが食ってしまうだろうことは、nano発売当時からアップル社は予測できていたはずである。しかしその場合であっても、「アップル製品が普及する」ということに全く変わりはないのである。

BCNランキングは、「今後もアップルがこうした『微調整』を続けるようであれば、トップシェアの地位は危ういかもしれない。」といっている。ではソニーは、松下は、微調整せずに常に新製品を送り込んでいるのか?Microsoft Windowsも微調整しかしていないのだから、トップシェアの地位が危ないのか?.....などというのはやめておくが、ここからこの文章を書いた人間がappleに詳しくないことが想定できる。

というのも、もうすぐ4月1日であるのだから、そこでアップルの新製品はいくらでも出る可能性があるのである...。
タッチパネルを搭載し、バーチャルなクリックホイール。それはもしかしたら、本当に実現するのかもしれない。


投稿者 admin : 2006年02月11日 08:51

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