[Di]国会議員はヒューザー小島社長を非難できるのか?

トップページ> 社会 , 2006年01月18日

先日、ヒューザーの小島社長が衆議院で証人喚問を受けた。日本経済新聞によれば、この証人喚問における「証言拒否」は30回を超えるという。

 「刑事訴追の恐れがありますので、証言は控えさせていただきます」——。17日の衆院国土交通委員会の証人喚問で、ヒューザーの小嶋進社長は大声でまくし立てた昨年11月の参考人質疑とは一転、消え入りそうな声で証言拒否を繰り返した。

 小嶋社長は同日午後1時半過ぎ、証人喚問が開かれる衆院第一委員室に。右手に茶色の数珠を握りしめ、委員席に向かって何度も頭を下げた後、うつむき加減で席についた。

 「違法性があったという認識はございません」。冒頭、自らの潔白を強調したものの、耐震偽装を認識した時期など核心に触れる質問になると、口を閉ざした。補佐人の弁護士と何度も言葉を交わし、「刑事訴追の恐れがあるので控えたい」「申し訳ないが証言を拒絶したい」と証言拒否を連発。2時間以上の質疑で、証言拒否は約30回に及んだ。

これに関して国会議員が「ふざけるな」だの「ちゃんと話せ」だの罵声を飛び交わせている。一見、非常に頼もしい行動で被害者思いの行動ともとれる。しかし冷静に考えてみると、少しおかしいのではないかという気も少しだけしてくる。

まず僕が思うのは、国民は確かに「きちんと答えろ」、「説明責任を果たせ」という欲求を持ってもおかしくないと考えている。むろん、国会議員だって心の中ではそのようなことを思ってもいいはずだ。しかし、証言拒否というのは権利としてきちんと認められた行動であるので、「バカヤロー」と非難されるのは少しおかしい気がする。感情的になりすぎているのではないか。

それに、国会議員は自分たちが疑惑を追及されるとすぐに「分かりません」「記憶にございません」「知りません」「答えられません」と、いいのがれをしている気がするのだが、ここの点はどうなのだろう?いままでこのような言い逃れをしないで、きちんと説明をした国会議員の方が圧倒的に少ない気がする。国会議員は自分たちだっていい逃れをしているのに、ヒューザーの小島社長を安直に非難できるのだろうか?民主党であれ、自民党であれ、内部でおこった問題に対してきちんとした説明責任を果たしたことはないだろう。他者に対してはあれだけ罵声を飛ばしているのに、自分たちの党内の不正に関しては目を背けるのだろうか?

何はともあれ、ヒューザーの小島社長にも説明責任があるのは確かだが、しかし法律とかそういった観点はおいておくにして、小島社長に対して罵声を飛ばしているにもかかわらず自分たちの党内の問題に関しては小島社長と同じ態度を貫く議員さんは少しおかしいなあと感じた。


投稿者 admin : 2006年01月18日 19:13

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