[Di]中高生(中学生/高校生)での起業は不可能である

トップページ> 社会 , 2006年01月01日


最近どうも、中学生や高校生のうちに起業を行う、「中高生起業家」というのを目指す人物が増えているらしい。テレビでも盛んにこれらの特集を組み、また「高校生投資家」などの特集が組まれたりもしている。
では実際、中高生のうちに起業をすることは可能なのだろうか?そして、どのような道で彼らは起業をしたいと考えているのだろうか。

実際に調べてみると、彼らは主に「インターネット関連(IT関連)」の会社を立ち上げたいと考えているようである。そして、事業内容としては「ホスティング」「サイト制作代行」「URL転送サービス」「ブログサービス」等を考えているようである。こういっては悪いが、独創性はないし、ありきたりだし、競争率も高い。他にも「オークションサイト」等を考えているところもあるのだが、そういうことを行うには客からの信用というものが必要である。運営者が中高生であるとわかったら、いくら安くても僕はそこでは製品を買いたくない。それは中高生には信頼がないからだ。

そういう意味で、中学や高校のうちから起業するというのは浅はかな考えであると思うのだが、どうだろうか。

だいたい、IT産業は既に飽和状態にあり、RSSに広告を配信するといった全く新しいサービスを提供していかないと業界で勝ち残ることはできない。ましてや中高生が管理する有料サービスや個人情報の提供を伴うサイトなんて、信頼性に欠け利用者が増えることは考えにくい。それは通販を行う時に必要な様々な申請云々の前の話だ。

もう一つ怖いのが、2ちゃんねるでの批判である。どことは言わないが、ある中学生が運営するレンタルサーバー(無料)があった。管理がうまく言っている状態ではなく、再三にわたりデータを飛ばし続けた。しかし、その状態で彼は有料サービスを行おうとしたのである。もちろん2ちゃんねるでは相当なバッシングを受け、彼はレンタルサーバー自体を断念した。しかし、これは特殊なことではない。インターネットに触れてまだ1-2年しか立っていない人間が本格的なレンタルサーバーを行うなど不可能に近い。運営者が中高生であり、さらにサイトのデザインは乱雑で、サービスの質もあまりよくないとなったら、2ちゃんねるの格好の餌食となるだろう。それはどんな業種であれ同じである。だいたい、中高生の作ったショッピングサイトなど誰が利用するというのだろう?

他の企業と交渉する必要性等が出てくる場合もあると思うが、そんなときだって、中高生だとわかったら相手にされないであろう。それほど、中高生の社会的な価値は低いのだ。大人に成り得ていない存在だからこそ、中高生という枠組みを作られるのではないだろうか。

既存サービスに立ち向かうことができ、なおかつ上記のようなことがないと確信できなければ、起業をしても成功しない。もっとも、起業家というステータスが欲しいのであれば話は別であるが。

(2006/1/20追記)
weep氏のサイトに、「アイデア次第」との意見が載っていますが、全くその通りですね。
既存のアイデアを破壊するか、もしくは「誰も実行に移さなかった」ようなことを初めて見なくては、起業しても社会の波に埋没するだけだと考えています。

それにしても、なんでそんなに起業をしたいと考えているのだろう?
「社長」とか「CEO」とかいった響きに憧れるのでしょうか?

投稿者 admin : 2006年01月01日 21:58

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