[Di]NHKと紅白歌合戦と「スキウタ」の失敗
トップページ> 社会 , 2005年12月01日
日本放送協会 ーそれは視聴者から徴収する受信料を基に成り立つ団体である。公共放送として万人に満足される組織でなくてはならない。しかし、万人受けを狙うあまり、そこから逸脱してしまうことも少なくない。「紅白歌合戦」でさえ、その事例の一つになろうとしている。
先日、NHKは「スキウタ」の発表を行った。「スキウタ」は視聴者が紅白に出場してほしい歌手/音楽を選ぶというもので、上位100位に入ったものに関しては、NHKが交渉を行うというお墨付きであった。しかし、一方では単なる人気投票である、との批判もあり、またファンクラブ等の団体が組織票を出したとの話もある。しかし問題はそこではない。
上の「スキウタ」と、今回発表された「出場歌手一覧」をみてほしい。初期段階では歌手名にスペースを入れ過ぎ表示がおかしくなっていたなどということはおいておいて、純粋に見比べると、「スキウタ」がほとんど機能していないことがわかる。
まず、「スキウタ」は8月から10月にかけて、NHKが視聴者に対して行った大規模なアンケート調査である。締め切り日は10月31日であった。ここでNHKが総力を結集してこの「スキウタ」の集計を行い、これが3日で終わったとすると、全集計は11月3日に終わったと考えられる。ではこのあとNHKはどう行動したのだろうか?私は大胆にも、ほとんど機能していないこの結果を考えて、このようなものだと考える。
つまり、NHKは「スキウタ」を紅白出場の新規条件として位置させたにすぎない、という考え方である。具体的にいえば、「番組の企画・演出との合致」がみられ、「今年の活躍」もしており(この二つはNHKの公式選考基準である)、なおかつ、複数候補が出て調整が難航した場合に関してのみ、「スキウタ」上位者を優先的に交渉する、ということである。「スキウタ」上位者に対し交渉していくとするなら「スキウタ」に入ったアーティストがもっと出場するはずであるからだ。
結果的に、紅白の結果は「スキウタ」を尊重するというより、むしろ若者世代に配慮したのだろうか、ポップス系の新人を多く採用しただけにとどまった。
だいたい、紅白歌合戦は「戦後60年間の総括」の番組なのであろうか?その年内の総括なのではないだろうか?どうしていつまでも「戦後60年間の総括」に縛られるのだろうか?やはり演歌系を好む老人世代への配慮だろうか?もしそれが原因でこのようになっているならば、いっそのこと演歌ばかりを取り扱う「第一部」(これを他局が「レコード大賞」等をやっている時間帯にぶつけ、老人世代の視聴率をいただく)、そして11:00からポップス系を扱う「第二部」を取り扱えばいいのではないだろうか。そうすれば「演歌が始まった」といって別局にかえる若年視聴者も減るであろう。毎年やっている「ゆく年来る年」は、誰もみていない「NHK教育」で放送すればいいだけの話である。
だいたいきしだんとかBoAとか平原綾香とかって今年そんなに活躍したっけ?もっといえばゴリエとかもそうなんですが、ラジオ聞いててもそんなにでてこなかったーよ?別に和田アキ子を白にしたって楽しくも何ともないの。
さてさて、「ハッピー☆マテリアル」は(一応)売れたし(一応)スキウタ上位にも入ってたけど何もおこらなかったね。そろそろケロロ軍曹でも読んで寝るとしますかね。
投稿者 admin : 2005年12月01日 23:47
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