[Di]脱線事故に見る「メディア」と「報道」のあり方

トップページ> 社会 , 2005年04月25日

脱線事故があってから、 報道各社は(テレビ東京を除き・・・)各局がしのぎを削って真相の究明、報道にいそしんでいる。しかし、 日本のメディアにありがちなようだが、これにかんして少し疑問に思う点がある。それは、 報道各社ーメディアが報道に関するマナーを全く守っていないように見受けられる点だ。一部メディアを除き、 ほとんどのメディアは取材のマナーがないのではないか。そう捉えられるような内容であった。

たとえば、運搬される担架をさえぎるようにテレビカメラを無我夢中で回す会社中心のカメラマン、 死体安置室を訪れた社長を囲み他の人が中に入れない状況を作るカメラマン、 悲しんでいる人を目の前に大声でうれしそうに状況を語るアナウンサー、そして病院やJR社内に入り込み、 社員や病院関係者の方々に邪魔になっているとも分からずに走り回る人間。いったい、こういう人はどういう生活をしてきたのだろうか? その場にいる人の気持ちを理解することができないのだろうか?

スクープ映像を逃すまいとしているのは分かるが、いくらなんでも犠牲者の家族にうれしそうに話しかけたり、 救助の邪魔をするのはよくない。

日本のメディアのあり方はこういうところに見ることができると思う。

何かというと、マナーがなっていないということだ。マナーがなっていない人間が何を報道できるだろうか? 見ていて気分が悪くなる報道なら、報道しないほうがましである。犠牲者の立場に立って考えることも少しは大切なのではないか。 マンションのインターホンを片っ端から押して、応答のあった人に何度も何度もインタビューするようでは、 報道に対する不信感はますばかりだろう。

たしか、ライブドアとフジテレビの一件のとき、ほとんどの報道各社は「他人の家に土足で立ち入るようなもの。それはよくない」 といっていたが、今回の件に限らず、ほとんどのマスコミは報道するときに「他人の家に土足で立ち入る」 ような行為をしてきたのではないだろうか?被害者の家庭環境等をさらしあげた結果、被害者の両親が報道を自粛するように求めた 「長崎誘拐事件」は記憶に新しい。
そのように「他人の家に土足で立ち入」り、さらにはその内容を人々にさらしあげるというマスコミの行動は許されるものなのだろうか?

メディアという立場を利用して好き勝手わめく今の放送各局は、最近の「マナーの悪い老人」にそっくりである。

今一度、放送倫理を見直していただきたい。


投稿者 admin : 2005年04月25日 22:34

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